イヌタデの仲間

Group Persicaria longiseta

イヌタデ属のうち、花序が細長い穂のようになるものをまとめた。花序の花がまばらか密か、托葉鞘の縁毛の有無、草丈などが主なポイントになる。花らしい花を咲かせるサクラタデとシロバナサクラタデはサクラタデの仲間として別にしてある。

	イヌタデ Persicaria longiseta	オオイヌタデ Persicaria lapathifolia	ヤナギタデ Persicaria hydropiper	ボントクタデ Persicaria pubescens	ハナタデ Persicaria posumbu var. laxiflora	オオケタデ Polygonum orientale
花序							花序
	花が密につく。	花が密につく。	花はややまばら。	花はややまばら。	花はまばら。	花は密につく。
托葉鞘							托葉鞘
	縁の毛は長い。	縁の毛はない。	縁の毛は長い。	縁の毛は長い。	縁の毛は長い。	上部は葉のようになる。
草丈	人の足首から膝ほど。	人の膝から背丈ほど。	人の膝から腰ほど。	人の膝から腰ほど。	人の足首から膝ほど。	人の腰から背丈ほど。	草丈
そう果							そう果
			レンズ形	3稜形
同定のポイント	アカノマンマとして親しまれているポピュラーな雑草。オオイヌタデと紛らわしいときは、托葉鞘を見て毛があれば本種である。	小さいものもあるが、時には人の背丈ほどにもなる。花序に花が密につき、托葉鞘に縁毛がなければ確定できる。	ボントクタデと紛らわしいが、そう果の形のほか、葉を噛んでみて辛いかどうかが確かめるのがてっとり早い。辛ければ本種。	ヤナギタデにそっくりだが、そう果の形のほか、葉を噛んでみて辛くなければ本種。	日陰に生える花序のまばらなタデ。よく似たハルタデは縁毛が短い。	背丈ほどになり、鮮やかな紅紫色の花をつけるタデはまず本種。栽培されていることも多い。	同定のポイント
	イヌタデ Persicaria longiseta	オオイヌタデ Persicaria lapathifolia	ヤナギタデ Persicaria hydropiper	ボントクタデ Persicaria pubescens	ハナタデ Persicaria posumbu var. laxiflora	オオケタデ Polygonum orientale

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