シロカネソウの仲間

Group Dichocarpum

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花弁のように見えるのは、じつは萼片で、本当の花弁は橙色から黄色のマッチ棒のような形をしている。この形が種を見わける大きなポイントになるが、花の咲き方、萼片の色、条の様子などでも、おおよそ特定可能だ。


サバノオ
Dichocarpum dicarpon

サイコクサバノオ
Dichocarpum dicarpon var. univalve

アズマシロカネソウ
Dichocarpum nipponicum

サンインシロカネソウ
Dichocarpum ohwianum

トウゴクサバノオ
Dichocarpum trachyspermum

ツルシロカネソウ
Dichocarpum stoloniferum

ハコネシロカネソウ
Dichocarpum hakonense

キバナサバノオ
Isopyrum pterigiocaudatum

コウヤシロカネソウ
Dichocarpum numajirianum

チチブシロカネソウ
Enemion raddeanum



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径1cm未満。斜め上向きから下向きに半開する。
径1cm未満。斜め上向きから下向きに半開する。
径1cmほど。斜め上向きから下向きに半開する。
径1cmほど。斜め上向きから下向きに半開する。
径1cm未満。横向きから上向きになり,半開する。天気のよい日は萼片が水平近くまで開くこともある。
径1-1.5cm。横向に咲き、萼片は水平近くまで開く。
径0.5-1cm。横向に咲き、萼片は水平近くまで開く。
径1-1.5cm。横〜上向に咲き、萼片は水平近くまで開く。
径1-1.5cm。横〜上向に咲き、萼片は水平近くまで開く。
径1cmほど。横向から上向きに多数まとまって咲き、萼片は水平近くまで開く。

萼片

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萼片

白色からごく淡いクリーム色で繊細な条がある。
白色からごく淡いクリーム色で、条は中央にまとまって太くなる。
黄色で赤褐色の不規則な斑がある。
黄色で赤褐色の不規則な斑が基部に集まる。
クリーム色で条はほとんどない。
白色で条はほとんどない。
白色で条はほとんどない。
黄色で条はほとんどない。
白色かわずかにクリーム色。ごく淡い条が入る。
白色で条はほとんどない。

花弁

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花弁

橙色で舷部は折りたたまれ、縁に切れこみがある。柄はやや細い。
四国では普通黄色,本州では橙色で舷部は折りたたまれ、縁は切れ込むところはない。柄は幅広い。
橙色で舷部は反転し先端はわかれない。
橙色で舷部は反転し先端はわかれない。
黄橙色で舷部は反転しない。
黄橙色で舷部は反転する。柄は細い。舷部の先は船形に尖る。
黄橙色で舷部は反転する。柄は細い。舷部の先は鈍形。
黄橙色で舷部は垂れ下らない。コップ状。
黄橙色で舷部は垂れ下らない。コップ状。
ない。

分布
九州の温帯林。本州にも一点分布が確認された。
近畿、四国の温帯林。
秋田から福井まで日本海側。湿り気のある林縁や沢の縁など。福井から西にはよく似たサンインシロカネソウが分布。
福井県から鳥取県の日本海側。福井より東にはよく似たアズマシロカネソウが分布する。
宮城県以南、四国、九州。暖帯から温帯の林。
本州、神奈川県〜奈良県。太平洋側の落葉樹林。
神奈川県〜静岡県の温帯に稀。
近畿地方の落葉樹林体。
本州(近畿),四国。
本州、長野県以東。内陸の冷温帯の林。
分布
同定のポイント
九州で出会うこの仲間は、本種のほかトウゴクサバノオだけ。萼片の色が白く、繊細な条があるのが特徴。
トウゴクサバノオとは萼片の色で、見わけられる。サバノオとはよく似ているが、萼片の条の様子や花弁の色、先端の形などで見わけることができる。それ以前に、分布域もほとんどの場合分かれている。
日本海側に生えるこの仲間は本種かサンインシロカネソウ。いずれも、黄色の萼片に赤褐色の不規則な斑が入るが、サンインシロカネソウは匐枝を出すのが特徴。
日本海側に生えるこの仲間は本種かアズマシロカネソウ。いずれも、黄色の萼片に赤褐色の紋が基部に集まるのが特徴。また匐枝を出すのもアズマシロカネソウにはない特徴。
クリーム色の花を上向きにつけるのが特徴。花弁が反転しないのも、この仲間のなかでは特徴的。
萼片が水平近くまで開き、イチリンソウの仲間を思わせる。よく似たハコネシロカネソウとは、地下匐枝を出すことのほか、葉の表面が波うち,頂小葉の先が尖りぎみになることもポイント。花もツルシロカネソウの方がひとまわり大きい。
ツルシロカネソウに似ているが,花はひとまわり小型。地下匐枝がないことのほか,頂小葉の先が細く尖らないこと,葉の表面が波うつことなくペラッとした感じであること,花弁の舷部の先が鈍形であることなどがポイントになる。
黄色の花が何よりの特徴。萼片には条がまったくない。
サバノオに似ているが,花弁の舷部が垂れ下らず,コップ状なのが特徴。
花が多数まとまってつき、花弁がないのが特徴。袋果にも柄がないことで、シロカネソウの仲間とは別属とされる。
同定のポイント

サバノオ
Dichocarpum dicarpon

サイコクサバノオ
Dichocarpum dicarpon var. univalve

アズマシロカネソウ
Dichocarpum nipponicum

サンインシロカネソウ
Dichocarpum ohwianum

トウゴクサバノオ
Dichocarpum trachyspermum

ツルシロカネソウ
Dichocarpum stoloniferum

ハコネシロカネソウ
Dichocarpum hakonense

キバナサバノオ
Isopyrum pterigiocaudatum

コウヤシロカネソウ
Dichocarpum numajirianum

チチブシロカネソウ
Enemion raddeanum


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