イチリンソウの仲間(本州以西編)

Groupe Anemone in Honsyu

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萼片の数と、葉の切れこみ方、一本の茎から出る花柄の数などが、重要なポイントになる。このほか、同じ属には本州中部の高山にハクサンイチゲ、東北の高山にはエゾノハクサンイチゲがある。また、シュウメイギクもこの属だが、一目で識別できるので取りあげなかった。


キクザキイチゲ
Anemone pseudo-altaica

アズマイチゲ
Anemone raddeana

ユキワリイチゲ
Anemone keiskeana

ヒメイチゲ
Anemone debilis

イチリンソウ
Anemone nikoensis

ニリンソウ
Anemone flaccida

サンリンソウ
Anemone stolonifera



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萼片は10枚前後。白から濃紫色。
萼片は10枚前後。白色。
萼片は10-20枚程度で八重状になる。白から淡紫色。
萼片は5枚。白色。
萼片は5-6枚。白色。萼片の裏面は紅紫色を帯びることがある。
萼片は5-8枚。白色。
萼片は5枚。白色。

茎葉

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茎葉

3小葉で小葉は羽状に切れ込む。ピンと水平に張って展開。柄がある。
3小葉で小葉は浅く切れ込む。ダラッと垂れるように展開。柄がある。
単葉で柄がない。
3小葉で小葉は細長い。柄がある。
3小葉で小葉は細かく切れ込む。柄がある。
柄がなく深く切れ込む。柄がない点で、サンリンソウ、イチリンソウと見わけられる。
3小葉で、小葉は欠刻する。柄がある点で、ニリンソウと見わけられる。

花柄の数




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花柄の数

1本。
1本。
1本。
1本。
1本。
1-3本。
1-3本。

根生葉

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根生葉

2回3出で、裂片は羽状に切れ込む。
2回3出で裂片は切れ込むが、切れ込みは鋭くない。
1回3出で裂片は菱形〜披針形。越冬するので色が濃く、質も厚い。
1回3出で裂片は丸い。
1-2回3出で、裂片は細かく切れ込む。
1回3出で裂片は中深裂する。
1回3出で側裂片が深く切れ込むので5小葉のように見えることもある。

分布
北海道〜近畿。多雪地に多い。温帯。
北海道〜九州。キクザキイチゲほどではないが多雪地に多い。温帯。
近畿以西。四国、九州。暖温帯が主体。
北海道〜近畿。本州では亜高山に多い。
本州、四国、九州。本州中部では太平洋側や内陸の地方に多い。
北海道〜九州。温帯。
北海道〜中部。本州では亜高山に多い。
分布
同定のポイント
雪国では普通に見られる種。アズマイチゲとの見分け方は、葉の切れこみと、展開のしかた。切れこみが鋭く、ピンと張ったように茎葉を展開する。
キクザキイチゲほどではないが、普通に見られる。キクザキイチゲとの識別ポイントは、葉の切れこみと展開のしかた。茎葉の切れこみが浅く、ダラッと垂れるように展開するのが特徴。
分布は西日本に限られ、個体数もあまり多くない。越冬した暗緑色の葉は色も形も似たものがない。
本州では、かなり標高の高いところでないとお目にかかれない。ほかの仲間に比べて著しく小型で繊細。茎葉の小葉が細長いのも著しい特徴。
キクザキイチゲやアズマイチゲなどとは萼片の数が著しくちがうのでまちがえることはない。ニリンソウとは、花の数だけでなく、茎葉の柄がある点でも識別できる。
サンリンソウと似ているが、茎葉に葉柄がない点がいい目印になる。本州中部では人家周辺の標高でも見られる。
ニリンソウと似ているが、茎葉に葉柄がある点で識別できる。分布の中心は温帯上部から亜高山帯。
同定のポイント

キクザキイチゲ
Anemone pseudo-altaica

アズマイチゲ
Anemone raddeana

ユキワリイチゲ
Anemone keiskeana

ヒメイチゲ
Anemone debilis

イチリンソウ
Anemone nikoensis

ニリンソウ
Anemone flaccida

サンリンソウ
Anemone stolonifera


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