コニシキソウの仲間

Group Chamaesyce

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ニシキソウの仲間は従来トウダイグサ属に含める考え方が一般的だったが,近年では別属としてニシキソウ属をたてる説が有力で,本サイトもそれに従った。日本の大部分では,コニシキソウオオニシキソウが圧倒的に多いが,南西諸島などでは帰化している種類が多い。唯一本州で幅広く分布する在来種のニシキソウは,現在ではごく稀にしか見られない。


コニシキソウ
Chamaesyce maculata

オオニシキソウ
Chamaesyce nutans

ニシキソウ
Chamaesyce humifusa

シマニシキソウ
Chamaesyce hirta


葉の斑

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オオニシキソウ詳細画面へ

ニシキソウ詳細画面へ

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葉の斑

普通葉の中央に暗紫褐色の斑があるが,時にない群落にも出会う。
普通葉の中央に暗紫褐色の斑がある。
葉に斑はない。
葉に斑がある。

刮ハ

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刮ハ

白い毛が密生する。
無毛。
無毛。
毛が密生する。


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毛が密生する。
無毛かわずかに散毛。
無毛かわずかに散毛。
長い毛が生える。

茎の状態
地面にぴったりつくように這うのが普通。
直立から斜上。
地面にぴったりつくように這うのが普通。
斜上。這うことはあっても地面にぴったり沿わない。
茎の状態
同定のポイント
地面にはう茎と中央に斑のある葉でほぼまちがいなく確定できるが,刮ハの白い毛を確認すれば,さらに確実になる。ニシキソウの子房もオオニシキソウと同じく無毛。
南西諸島をのぞいて,立ち上がるこの仲間は,まず本種と見てよい。刮ハの無毛を確かめるとより正確。北日本には侵入していない。
コニシキソウによく似ているが,刮ハの毛がないことを確認すれば確定できる。ほかにも,茎にほとんど毛がないこと,葉に斑が出ないことが特徴。コニシキソウよりずっと稀。
関東以西に帰化しているが,九州中部以北では稀にしか見られない。ほかの仲間に比べて全体が著しく大型で,花序の柄が短くだんご状になることで見わけることができる。南西諸島などでは在来ともいわれている。
同定のポイント

コニシキソウ
Chamaesyce maculata

オオニシキソウ
Chamaesyce nutans

ニシキソウ
Chamaesyce humifusa

シマニシキソウ
Chamaesyce hirta


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