タニミツバは,深山の森の中の湿り気のあるところに生える繊細な多年草。カノツメソウに似ているが,葉は3小葉か羽状複葉で,小葉の鋸歯がごく細かくそろっている。花序も本種の方がずっとまばらな感じがする。ムカゴニンジンにも似ているが,本種は葉えきにむかごがないほか,茎に稜がなく総苞片がないかあっても1-2個。ムカゴニンジンは茎に稜があり総苞片が数個ある。本種は林の中の日陰の湿地に生えるが,ムカゴニンジンは日当たりのよい湿地に生える。葉は,いずれも3小葉と羽状複葉がでるが,タニミツバの方が3小葉の率が高く,小葉の鋸歯がさらに細かい。タニミツバをムカゴニンジンと同じヌマゼリ属に入れる文献もあるが,本サイトではYamazaki2001に従ってカノツメソウとともに,ミツバグサ属として扱っている。 【風の花II 旅に咲く青いケシ 山下順子著】いがりまさしプロデュース タニミツバ 1998年7月23日 長野県富士見町 【漢字名】谷三葉 【花期】7 9月 【分布】北海道・本州(東北,関東,中部) 【草丈】すね 腰【環境】山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,湿地・池沼
タニミツバ 1998年7月23日 長野県富士見町
【漢字名】谷三葉 【花期】7 9月 【分布】北海道・本州(東北,関東,中部) 【草丈】すね 腰【環境】山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,湿地・池沼