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| ツヅラフジ (ツヅラフジ科) Sinomenium acutum |
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| 弱い気圧の谷に入るという天気予報を聞いて,宮崎県綾町の照葉樹林に向かった。春雨のこの森を撮影してみたいと思っていたので,日向灘近くの里山でサンショウソウの仲間やムサシアブミを撮影しながら,この天候を待っていた。 夜半から音もなく降り始めた雨は,朝にはしっとりと森に潤いをもたせていた。雨が降っているというより,湿り気を含んだ大気が森を包んでいるといったニュアンスがぴったりくるような春雨である。 かん木にからんで赤味を帯びた芽を吹いている蔓が目についた。ツヅラフジである。夏のさなかに薮で見かけると,日光をむさぼり食らうような貪欲な植物としか見えないが,こんなすがすがしいたたずまいを見せる季節もあることに驚いた。 【見わけ方】アオツヅラフジはよく似た種。ツヅラフジの枝はほとんど毛がないが,アオツヅラフジの枝は毛が密生する。葉の形は両者とも多様で見分けのポイントにはあまり適していない。 コウモリカズラやハスノハカズラも同じ科の植物だが,これらは葉柄が葉に対して楯状に着く点で見わけることができる。 【ひとくちメモ】ツヅラフジはつる性の木本とされるが,草本や野草を扱った図鑑に掲載されることも多い。 |
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2003年4月11日 宮崎県東諸県郡
キャノンEOS-1Ds EF70-200mmF2.8 IS USM f4 絞り優先オート(+ 0.67) 1/ 99秒 ISO100 AWB sRGB |
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