ミチノクフクジュソウ【植物検索・撮れたてドットコム】

ミチノクフクジュソウ

Adonis multiflola
フクジュソウ属
ENG=キンポウゲ科 Ranunculaceae
APG=キンポウゲ科 Ranunculaceae

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【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


ミチノクフクジュソウ 2003年3月27日 長野県諏訪市 alt.=1064m

【漢字名】陸奥福寿草
【花期】2 5月 【分布】本州(東北,関東,中部)・九州 【草丈】足首以下 すね
【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,原野・草原


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ミチノクフクジュソウ 花(長野県諏訪市) ミチノクフクジュソウ 萼片は花弁より明瞭に短い(長野県諏訪市) ミチノクフクジュソウ 茎は中空(長野県諏訪市) ミチノクフクジュソウ 葉(長野県諏訪市) ミチノクフクジュソウ 葉表。ほとんど無毛(長野県諏訪市) ミチノクフクジュソウ 葉裏。ほとんど無毛(長野県諏訪市) ミチノクフクジュソウ 集合果(広島県神石郡神石町)
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ミチノクフクジュソウ 果実(広島県神石郡神石町) ミチノクフクジュソウ 果托。散毛がある(広島県神石郡神石町)

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ミチノクフクジュソウ 民間薬と観賞用をかねて,田のあぜに自生とも栽培ともつかぬ群落が大事にされているところが多い 2003年3月27日 長野県諏訪市 alt.=1064m


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フォトエッセイ(野の花365日のミチノクフクジュソウより)
信州の山里には,フクジュソウの仲間が自生しているところが点々とある。落葉樹林の中に完全な自生状態で生えているものもあるが,田の土手で自生とも栽培ともつかぬような状態で生えていることが多い。
里によってフクジュソウかミチノクフクジュソウかはだいたい決まっているようだ。
岐阜県のある群生地では,武田信玄が薬草として持ち込んだという言い伝えが残っているところがあるが,おそらく古い時代に人の手によって遠くの地域からもたらされたものも多いのではないだろうか。
撮影したこの山里は,どちらから入っても険しい峠を越えなければならない隠れ里のようなところだが,里じゅうの田の土手がミチノクフクジュソウの群落で埋まっていた。

【ひとくちメモ】
フクジュソウが人の手によって運ばれたというのは,昔は花をめでる植物というより,むしろ薬草として利用される植物だったためではないかと考えるからである。
さまざまな薬効が伝えられるが,心臓疾患に効果があるともいわれている。劇薬なので民間薬としての利用は命に関ることがあるが,医療事情の悪いいにしえの里人たちは,こういった紙一重の薬草に命をゆだねていたにちがいない。

【見わけ方】
本州で見られるフクジュソウの仲間は,フクジュソウミチノクフクジュソウのどちらかである。
もっとも見わけやすいのは萼片の数と長さ。ミチノクフクジュソウは萼片が短く咲ききった花では花弁の半分ほどになり,数はたいてい5枚である。フクジュソウのほうは花弁より少し短い程度で,数も5-10枚と多い。
もう一点は茎を切ってみると中空であること。フクジュソウは中実(中が詰まっていること)。
また,ミチノクフクジュソウの花はひとつの茎に必ず複数の花がつくが,フクジュソウはひとつのこともあれば複数のこともある。詳しくはフクジュソウの仲間(会員のみ)を参照。

ミチノクフクジュソウと同じ属の仲間(フクジュソウ属)
フクジュソウ
  キタミフクジュソウ
  シコクフクジュソウ
 
ミチノクフクジュソウと同じ科の仲間(キンポウゲ科)
ボタンヅル
  センニンソウ
  ケキツネノボタン
  ウマノアシガタ
  タガラシ
  アキカラマツ
  ニリンソウ
  シュウメイギク
  イチリンソウ
  キクザキイチゲ
  アズマイチゲ
  ヒメウズ
  ヤマオダマキ
  リュウキンカ
  クサボタン
  オウレン
  キツネノボタン
  カラマツソウ
  オオレイジンソウ
  カワチブシ
  ヤマトリカブト
  レイジンソウ
  タンナトリカブト
  アズマレイジンソウ
  サンヨウブシ
  オクトリカブト
  エゾトリカブト
  ルイヨウショウマ
  ヒメイチゲ
  ミスミソウ
  サンリンソウ
  ミヤマオダマキ
  エゾノリュウキンカ
  エンコウソウ
  オオバショウマ
  イヌショウマ
  サラシナショウマ
  ミヤマハンショウヅル
  ハンショウヅル
  トリガタハンショウヅル
  セリバオウレン
  ミツバオウレン
  セリバヒエンソウ
  アズマシロカネソウ
  トウゴクサバノオ
  ミヤマキンポウゲ
  トゲミノキツネノボタン
  バイカモ
  ミヤマカラマツ
  モミジカラマツ
  ヒダカトリカブト
  エゾレイジンソウ
  ウゼントリカブト
  ハクバブシ
  キタザワブシ
  ミヤマトリカブト
  カラフトブシ
  ホソバトリカブト
  ユキワリイチゲ
  ハクサンイチゲ
  エゾノハクサンイチゲ
  エゾイチゲ
  レンゲショウマ
  カザグルマ
  シロバナハンショウヅル
  バイカオウレン
  ミツバノバイカオウレン
  サバノオ
  サイコクサバノオ
  ハコネシロカネソウ
  サンインシロカネソウ
  ツルシロカネソウ
  オキナグサ
  ヒキノカサ
  セツブンソウ
  キンバイソウ
  チシマノキンバイソウ
  シナノキンバイ
  ハナカズラ
  イヤリトリカブト
  キタダケトリカブト
  シコタントリカブト
  オオサワトリカブト
  フタマタイチゲ
  ウラホロイチゲ
  コミヤマハンショウヅル
  コウヤシロカネソウ
  キバナサバノオ
  チチブシロカネソウ
  ツクモグサ
  エゾキンポウゲ
  ツルキツネノボタン
  ヒメカラマツ
  ナガバカラマツ
  シキンカラマツ
  レブンキンバイソウ
 

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