ホーム > 野の花365日 > その日の花 5月10日 ワチガイソウ




5月10日[その日の暦]

 
   ワチガイソウ (ナデシコ科) Pseudostellaria heterantha

どうしてワチガイソウという名前なのですか?
そう聞かれるのが一番つらい。
「最初に名前がつけられたときに,輪違いの印がつけられた鉢に植えられていたから」などと,歯切れの悪い答えをしなければならないからである。
しかし,名前の由来はどうやらこれが本当らしい。というより,ほかに伝えられる名の由来がないのである。
太平洋よりの山地のブナ帯を中心にして生える。ネコノメソウや早咲きのスミレが咲ききった頃,おもむろに花を咲かせる。
めだたない印象の花だが,その造りは精緻で気品がある。

【見わけ方】
ヒゲネワチガイソウはよく似ているが,花柄が無毛で,花弁は細く5-7個。ワチガイソウは花弁は常に5個で花柄が有毛。ヒゲネワチガイソウの方が,内陸部のやや標高の高いところで見かけることが多い。
ワダソウは,花弁の先にくぼみがある点が,ワチガイソウとちがうところ。
詳しくはワチガイソウの仲間(会員のみ)へ。

2003年5月13日 静岡県静岡市
キャノンEOS-1Ds  タムロンSP90mmF2.8 f11.31 絞り優先オート(-1)  1/ 16秒 ISO200 AWB sRGB


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