ヤクシソウは,山野のやや渇き気味のところに生える越年草。山地の道路わきの崩壊地や明るい林内などでよく見かける。ヤクシソウのようにニガナに似た頭花をもつキク科は,春に咲くものが圧倒的に多いので,識別には困らない。海岸近くではアゼトウナやホソバワダンがよく似ているが,ヤクシソウの葉は薄く,基部が張り出して茎を抱く。岡山県の石灰岩地には,めずらしいナガバヤクシソウが分布するが,これは本種とちがって茎を抱くことがない。 【風の花II 旅に咲く青いケシ 山下順子著】いがりまさしプロデュース ヤクシソウ 1994年10月10日 長野県小県郡武石村 【漢字名】薬師草 【花期】8 11月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首 すね【環境】人里・田畑,山地・低山,原野・草原,岩場・礫地
ヤクシソウ 1994年10月10日 長野県小県郡武石村
【漢字名】薬師草 【花期】8 11月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首 すね【環境】人里・田畑,山地・低山,原野・草原,岩場・礫地