アキタブキ【植物検索・撮れたてドットコム】

アキタブキ

Petasites japonicus var. giganteus
フキ属
ENG=キク科 Compositae
APG=キク科 Asteraceae/Compositae

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アキタブキは,フキの変種で,東北北部から北海道にかけてはこの型になる。特徴は,大型であるだけでなく,花茎と同時に葉が出てくること。基準変種のフキはまず花茎がでて,あとから葉が展開する。
秋田では食用に栽培され秋田蕗の名で有名。北海道ではほぼ全域で著しく個体数が多い。
崩壊地や草地,林内などに生える多年草。

【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


アキタブキ 2012年4月25日 北海道幌池田町 alt.=229m

【漢字名】秋田蕗
【花期】4 7月 【分布】北海道・本州(東北) 【草丈】足首 背丈
【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,原野・草原,岩場・礫地


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アキタブキ  2012年4月25日 北海道幌池田町


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フォトエッセイ(野の花365日のアキタブキより)
フキは,南西諸島などごく一部の地方をのぞけば決して稀な植物ではないが,関東以西ではふきのとうを見つけるとちょっとうれしい気分になる。
「関東以西」と限定したのは,北日本では「見つける」などという言葉を使うまでもなく,いたるところにいくらでも生えているからである。
それにもかかわらず,雪が融けるのを待ちかねたように萌黄色の坊主頭をもたげる様子を見ると,待望の季節の到来に心が浮き立つのをこらえきれない。
東北北部以北では変種のアキタブキになり,大型で葉の展開が早い。大きなものでは葉柄の長さが人の背丈近くにまでなることもある。
以前,夕張山地のある谷で巨大なフキの森を歩いたことがあるが,まるでコビトになったような不思議な気持ちになった。
写真の場所も,夏になると見ちがえるようなフキの森になるにちがいない。

【ひとくちメモ】
フキアキタブキとも,ふきのとうには雄性のものと雌性のものがある。遠くから見ると雄株は黄色っぽく,雌株は緑色っぽいのでそれだけでもだいたい判断できる。
1本のふきのとうはひとつの花ではなく,たくさんの頭花の集まりである。雄株ではこの頭花の先端が広がって横から見るとさかずき状だが,雌株では先端の幅が狭く横から見ると楕円形に見える。
キク科の植物はどれもそうだが,頭花はさらに小花の集合体で,本当の花は一本一本がほとんど糸くずにしか見えないような微細なものである。

【見わけ方】
東北南部以南に生える基準変種のフキは小型で葉の展開が遅く,ふきのとうより葉の方があとから出てくるが,本変種はふきのとうと同時に葉が展開する。

アキタブキと同じ属の仲間(フキ属)
フキ
 
アキタブキと同じ科の仲間(キク科)
オオブタクサ
  ノコンギク
  フランスギク
  ノアザミ
  モトタカサブロウ
  ハルジオン
  ヒヨドリバナ
  ハハコグサ
  チチコグサ
  ブタナ
  オオジシバリ
  ニガナ
  イワニガナ
  アキノノゲシ
  コウゾリナ
  コメナモミ
  メナモミ
  アキノキリンソウ
  オニノゲシ
  ノゲシ
  ヒメジョオン
  アカミタンポポ
  ヤクシソウ
  オニタビラコ
  セイヨウノコギリソウ
  ノブキ
  キッコウハグマ
  ヤマハハコ
  オオヨモギ
  シロヨメナ
  ゴマナ
  シラヤマギク
  アワユキセンダングサ
  ナンブアザミ
  サワヒヨドリ
  ツワブキ
  イヌキクイモ
  ユウガギク
  コオニタビラコ
  センボンヤリ
  ナガバノコウヤボウキ
  オカオグルマ
  サワギク
  サワオグルマ
  ハチジョウナ
  ヤブレガサ
  オヤマボクチ
  カンサイタンポポ
  ヒロハタンポポ
  ヌマダイコン
  オクモミジハグマ
  タカネヤハズハハコ
  ハマオトコヨモギ
  タカネヨモギ
  センボンギク
  タマブキ
  イヌドウナ
  ミヤマヤブタバコ
  ダキバヒメアザミ
  ヒメアザミ
  アズマヤマアザミ
  トネアザミ
  ノハラアザミ
  キセルアザミ
  ヤマアザミ
  ツクシアザミ
  サワアザミ
  アゼトウナ
  ホソバワダン
  コハマギク
  シマカンギク
  リュウノウギク
  アズマギク
  ヨツバヒヨドリ
  ヤマジノギク
  ハマベノギク
  ミズギク
  オオユウガギク
  マルバダケブキ
  オタカラコウ
  トウゲブキ
  メタカラコウ
  ミヤマヨメナ
  クルマバハグマ
  カシワバハグマ
  フクオウソウ
  ホクチアザミ
  ハンゴンソウ
  コウリンカ
  キオン
  セイヨウタンポポ
  カントウタンポポ
  ネコノシタ
  イガオナモミ
  キタノコギリソウ
  アソノコギリソウ
  オキナワテイショウソウ
  ヤハズハハコ
  トダイハハコ
  チョウジギク
  ウサギギク
  オニオトコヨモギ
  ヒトツバヨモギ
  シロヨモギ
  サツマシロギク
  タマバシロヨメナ
  ハマコンギク
  シコクシロギク
  タテヤマギク
  ヒメシオン
  ネバリノギク
  ユウゼンギク
  ダルマギク
  シオン
  ハコネギク
  ツクシコウモリソウ
  ダイニチアザミ
  ハナマキアザミ
  ヤナギアザミ
  ワタムキアザミ
  ウスバアザミ
  ワダン
  モクビャクコウ
  アワコガネギク
  サンインギク
  アシズリノジギク
  イソギク
  クサヤツデ
  エゾムカシヨモギ
  ヒマワリヒヨドリ
  タイワンヒヨドリ
  カンツワブキ
  リュウキュウツワブキ
  ソナレノギク
  コウリンタンポポ
  ミヤマコウゾリナ
  キバナコウリンタンポポ
  オゼミズギク
  ホソバオグルマ
  タカサゴソウ
  ミヤマイワニガナ
  オオバヨメナ
  チョウセンヤマニガナ
  ウスユキソウ
  ハンカイソウ
  シュンジュギク
  イソノギク
  ハマギク
  オヤリハグマ
  カンチコウゾリナ
  オオニガナ
  ミヤコアザミ
  クロトウヒレン
  センダイトウヒレン
  ヒメヒゴタイ
  ヤハズヒゴタイ
  タイキンギク
  ヌマツルギク
  フシザキソウ
  ハチミツソウ
  ミヤマタンポポ
  オクウスギタンポポ
  エゾノチチコグサ
  テリハノギク
  オキナワギク
  オッタチカンギク
  ハナイソギク
  ヒゴタイ
  アソタカラコウ
  シオザキソウ
  コケタンポポ
 

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