エゾボウフウは,深山の木陰に生える目立たないセリ科の仲間。 ミヤマセンキュウによく似ているが,それより個体数は少ない。識別ポイントは,小総苞片,総苞片ともにエゾボウフウはまったくないこと。ミヤマセンキュウは特に長くて数の多い小総苞片が目立つ。 そのほか,分果の形もまったくちがう。ミヤマセンキュウの分果は扁平で,著しく稜が目立つ。エゾボウフウの分果は扁平でなく稜はあるが著しく隆起することはない。 多年草。
【風の花II 旅に咲く青いケシ 山下順子著】 いがりまさしプロデュース
エゾボウフウ 2003年7月18日 長野県塩尻市 alt.=1427m
|
【漢字名】蝦夷防風
【花期】6 8月 【分布】北海道・本州(東北,関東,中部) 【草丈】すね 腰 【環境】山地・低山,森林・林縁
|
エゾボウフウ 花序(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 総苞片はない(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 小花序(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 小総苞片(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 花(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 花側面(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 分果俯瞰(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 分果側面(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 下部の複葉(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 上部の複葉(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 葉表(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 葉裏(長野県塩尻市) |
エゾボウフウ 葉鞘(長野県塩尻市) |
|
|