ヒダボタン【植物検索・撮れたてドットコム】

ヒダボタン

Chrysosplenium nagasei
ネコノメソウ属
ENG=ユキノシタ科 Saxifragaceae
APG=ユキノシタ科 Saxifragaceae

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長野県から中国地方の日本海よりの内陸部を中心に分布するネコノメソウの仲間。根生葉に柄がほとんどない点で、イワボタン群と大別できる。雄しべ、雌しべの長さは、ホクリクネコノメソウボタンネコノメソウの中間的な長さで、萼裂片と同じかやや短い程度。萼裂片の色は普通淡黄緑色だが、少し赤みがかかるものもあり、また明確に赤から赤紫褐色になる変種アカヒダボタンがあるが、両者は好む環境にもちがいがあり比較的はっきり住みわけている。裂開前の雄しべの葯は赤色だが、変種のヒメヒダボタンは黄色。この両者は混生することもあり中間型も見られる。
もっとも日本海よりにホクリクネコノメソウ種、日本海よりの内陸にヒダボタン種、それよりやや太平洋寄りの内陸にボタンネコノメソウ種、さらに太平洋寄りにイワボタン種とおおざっぱに分布を分けている。

【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


ヒダボタン 2022年4月11日 福井県大野市

【漢字名】飛騨釦
【花期】4 5月 【分布】本州(関東,中部,近畿,中国) 【草丈】足首以下 足首
【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,湿地・池沼,岩場・礫地


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ヒダボタン 花序は比較的大型で苞は鮮やかな黄色になる(岐阜県郡上市) ヒダボタン 雄しべは萼よりわずかに短いか同調で裂開前の葯は赤い(岐阜県郡上市) ヒダボタン 花断面。雄しべ雌しべともに、萼と同長かわずかに短い(岐阜県郡上市) ヒダボタン 根生葉。幅が広くほとんど柄がないのはホクリクネコノメソウ群に共通の特徴。(福井県大野市) ヒダボタン 茎葉。柄がある。(福井県大野市) ヒダボタン 茎葉は対生する。(福井県大野市)

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ヒダボタン 比較的雪の多い山地に分布する 2022年4月11日 福井県大野市


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ヒダボタンと同じ属の仲間(ネコノメソウ属)
ネコノメソウ
  ヤマネコノメソウ
  シロバナネコノメ
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  イワネコノメソウ
  ホクリクネコノメソウ
  ボタンネコノメソウ
  ツルネコノメソウ
  チシマネコノメソウ
  イワボタン
  ヨゴレネコノメ
  ニッコウネコノメソウ
  コガネネコノメソウ
  マルバネコノメソウ
  タチネコノメソウ
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  ムカゴネコノメソウ
  ヒメヒダボタン
  ツクシネコノメソウ
  キイハナネコノメ
  トツカワハナネコノメ
  スズカボタン
  サツマネコノメ
  アカヒダボタン
  トウノウネコノメ
  ヤマシロネコノメ
  ヒメオオイワボタン
  トゲミツクシネコノメ
 
ヒダボタンと同じ科の仲間(ユキノシタ科)
ウツギ
  ユキノシタ
  チダケサシ
  アカショウマ
  クサアジサイ
  マルバウツギ
  コアジサイ
  ツルアジサイ
  コチャルメルソウ
  ウメバチソウ
  ヤグルマソウ
  ダイモンジソウ
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  ハナチダケサシ
  タマアジサイ
  エゾアジサイ
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  オオチャルメルソウ
  オオシラヒゲソウ
  シラヒゲソウ
  バイカウツギ
  ジンジソウ
  ウチワダイモンジソウ
  ナメラダイモンジソウ
  クロクモソウ
  ズダヤクシュ
  アラシグサ
  マルバコウツギ
  ミカワチャルメルソウ
  ツクシチャルメルソウ
  コシノチャルメルソウ
  シコクチャルメルソウ
  マルバチャルメルソウ
  タキミチャルメルソウ
  タコノアシ
  シコタンソウ
  ハルユキノシタ
  ヤマハナソウ
  センダイソウ
  モミジチャルメルソウ
  ヒメウメバチソウ
  ワタナベソウ
  キヨシソウ
  クモマユキノシタ
  チシマクモマグサ
  クモマグサ
 

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