コマクサ【植物検索・撮れたてドットコム】

コマクサ

Dicentra peregrina
コマクサ属
ENG=ケシ科 Papaveraceae
APG=ケシ科 Papaveraceae

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コマクサほどよく知られた高山植物もないだろう。高山植物といえば,真っ先にこの花の名前を挙げる人が多いのではないだろうか。気品といい生える場所の厳しさといい,高山植物の女王の名にふさわしい花である。
しかし,特別めずらしい植物というわけではなく,高山帯で礫地のある山なら自生しているところは多い。
少し登山道を歩く気になれば,登山家でなくとも目にすることは夢ではない。
大雪山では高山蝶のウスバキチョウの食草として有名。
ケシ科に属するが,日本の野生種では,ほかに似た植物はないといってもいい。


【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


コマクサ 1997年8月5日 長野県白馬岳

【漢字名】駒草
【花期】7 8月 【分布】北海道・本州(東北,関東,中部) 【草丈】足首以下 足首
【環境】高山・亜高山


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コマクサ 花正面(秋田県秋田駒ヶ岳) コマクサ 花側面。この形が馬の横顔に似ているのでこの名がある(秋田県秋田駒ヶ岳) コマクサ 葉(秋田県秋田駒ヶ岳)

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コマクサ ほかに何も生えないような礫地に群落をつくる 1994年7月20日 北海道大雪山


コマクサ 各地で時々見られる白花品 1995年7月9日 北海道知床半島

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フォトエッセイ(野の花365日のコマクサより)
夏山のハイシーズン,しかも週末ともなれば,中部山岳の有名どころでは人でごった返す。クモマスミレを見に燕岳に行ったのだが,この日はそれに加えて,女子高生の集団登山にぶつかってしまった。
燕山荘は11年ぶりの混雑だということで,畳1畳に3人が寝るという殺人的な状態だった。大きな要因は女子高生の集団登山とはいっても,もちろん女子高生と畳1畳に寝るわけではない。
ろくに寝返りも打てず,うとうとするかしないかのうちに,短い夏の夜は白みはじめた。トイレにいったはいいが,帰ってくるともう寝る場所がなくなっている。仕方ないので暗いうちから撮影に出た。
日が昇ると槍ヶ岳が輝き始め,足元には所狭しとコマクサが咲いていた。

【見わけ方】
ケシ科の植物だが,日本には同属の植物はない。園芸植物のケマンソウDicentra spectabilisが同じ属の植物。

コマクサと同じ属の仲間(コマクサ属)
掲載種はありません。
コマクサと同じ科の仲間(ケシ科)
クサノオウ
  ムラサキケマン
  タケニグサ
  ジロボウエンゴサク
  ヤマエンゴサク
  フウロケマン
  ミヤマキケマン
  ナガミヒナゲシ
  エゾエンゴサク
  オトメエンゴサク
  キケマン
  キンキエンゴサク
  ツルキケマン
  ヤマブキソウ
  ミチノクエンゴサク
  ヤマキケマン
  ニセカラクサケマン
  オサバグサ
  エゾオオケマン
  アツミゲシ
 

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