ジロボウエンゴサク【植物検索・撮れたてドットコム】

ジロボウエンゴサク

Corydalis decumbens
キケマン属
ENG=ケシ科 Papaveraceae
APG=ケシ科 Papaveraceae

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ジロボウエンゴサクを撮る
【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


ジロボウエンゴサク 2000年4月12日 兵庫県上郡町 alt.=308m

【漢字名】次郎坊延胡索
【花期】3 5月 【分布】本州(関東,中部,近畿,中国)・四国・九州 【草丈】足首以下 足首
【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,原野・草原


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ジロボウエンゴサク 花は赤紫色(兵庫県上郡町) ジロボウエンゴサク 花の正面(愛知県音羽町) ジロボウエンゴサク 苞葉は全縁(愛知県音羽町) ジロボウエンゴサク 葉は2-3回3出複葉。小葉は比較的細かい印象のものが多い(兵庫県上郡町)

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フォトエッセイ(野の花365日のジロボウエンゴサクより)
今にもぷつんと切れそうな細い花柄に花をゆらゆらとぶらさげているので,他人事ながら,いつ切れてしまうかと心配になる。エンゴサクの仲間はどれもそうではあるが,ことにこのジロボウエンゴサクは繊細で心もとない。
スミレを太郎坊,ジロボウエンゴサクを次郎坊と呼ぶのが,草相撲の四股名だ。いずれも,花が花柄に対して鋭角についているので,引っかけて引っぱりあうにはかっこうの材料だったのだろう。
スミレもジロボウエンゴサクも,蜜腺が長い距に包まれているが,いずれも虫にとっての宝物をもっとも奥深い部屋に隠しておくための構造だ。受粉に役立つマルハナバチなどにだけに蜜を与えるためだが,この距に穴をあけて盗んでいく悪党もいる。よく目を凝らすと,距に食い破ったあとがいっぱい見つかることがある。

【ひとくちメモ】
延胡索は漢方での名前。正確には中国の野生種を指すが,総称と使われることが多い。生理不順 腰痛などに効能があるという。

【見わけ方】
ヤマエンゴサクはよく似ているが,そちらは山地に多く花は青っぽい紫色のことが多い。しかし,決定的な違いは,ジロボウエンゴサクの苞葉が切れこまないのに対して,ヤマエンゴサクの苞葉には切れこみが入ることである。
詳しくはエンゴサクの仲間(会員のみ)へ。

ジロボウエンゴサクと同じ属の仲間(キケマン属)
ムラサキケマン
  ヤマエンゴサク
  フウロケマン
  ミヤマキケマン
  エゾエンゴサク
  オトメエンゴサク
  キケマン
  キンキエンゴサク
  ツルキケマン
  ミチノクエンゴサク
  ヤマキケマン
  エゾオオケマン
 
ジロボウエンゴサクと同じ科の仲間(ケシ科)
クサノオウ
  タケニグサ
  ナガミヒナゲシ
  ヤマブキソウ
  コマクサ
  ニセカラクサケマン
  オサバグサ
  アツミゲシ
 

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