タチツボスミレの仲間の見分け方(北海道編)

Group Viola grypoceras Hokkaido

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北海道の主なタチツボスミレの仲間。このほか,南西部と北部の限られたところにナガハシスミレ,南西部にニオイタチツボスミレ,海岸にイソスミレが自生するが,ほとんどのケースはこの4種に含まれる。


タチツボスミレ
Viola grypoceras

オオタチツボスミレ
Viola kusanoana

アイヌタチツボスミレ
Viola sachalinensis

エゾノタチツボスミレ
Viola acuminata



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花は淡紫色で距は紫色を帯びる。
タチツボスミレの比べると,やや赤みが強い色。絞りの模様がはっきりしていることが多い。距が白色なのも特徴のひとつ。
タチツボスミレによく似ているが,距が白色。側弁に毛が密生する。
側弁に毛が生え,柱頭に突起毛があるのが何よりの特徴。距は短く,萼片が長い。


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心形。
円心形。みずみずしい質感で,葉脈がへこんでいる。
円心形〜楕円形。
長三角形。


斜上。
直立ぎみに斜上。
斜上またはやや直立ぎみになることもある。
直立。

分布
道北ではほとんど見かけないが,それ以外の全道にある。ただし低地主体。
ほぼ全道。
北部では比較的普通に見られるが,南部へ行くに従って少なく,標高の高いところに限られるようになる。
ほぼ全道。
分布
同定のポイント
北海道では,距が紫色を帯びるタチツボスミレの仲間は,まず本種と考えられる。ニオイタチツボスミレナガハシスミレもわずかに自生しているが,分布は極めて限られている。
タチツボスミレに似るが,普通距が白色。すべての花柄が茎の途中から出る(茎生)。タチツボスミレは根生の花柄がある。花の色はタチツボスミレに比べると,赤みがあり,葉は,みずみずしくて葉脈がへこむ。
タチツボスミレオオタチツボスミレに似ているが,側弁に毛が密生するところが大きなポイント。
この頁のほかの種は,茎が斜上するが,本種は直立する。また,側弁に毛が密生することもよいポイントになる。距が短いのも,ほかのタチツボスミレの仲間とちがうところ。花期が遅く,ヤマブキの咲く頃咲いていることが多い。
同定のポイント

タチツボスミレ
Viola grypoceras

オオタチツボスミレ
Viola kusanoana

アイヌタチツボスミレ
Viola sachalinensis

エゾノタチツボスミレ
Viola acuminata


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