カラスノエンドウの仲間

Group Vicia angustifolia

ソラマメ属のうち、花序が小さくカラスノエンドウに似た仲間。花期はすべて春。花序に花が多数つき、鮮やかな青紫色になるクサフジの仲間は、初夏から秋にかけて咲くものばかり。

	スズメノエンドウ Vicia hirsuta	カスマグサ Vicia tetrasperma	カラスノエンドウ Vicia angustifolia	イブキノエンドウ Vicia sepium	ヒナカラスノエンドウ Vicia lathyroides
花序						花序
花						花
	花序に長い柄があり、その先に4-5個の花がつく。ごく小さい。	花序に長い柄がある。花の数は1-3個。カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間的な大きさ。	花には柄がほとんどなく、葉えきに直接つく。	花には柄がほとんどなく、葉えきに直接つく。	花には柄がほとんどなく、葉えきに直接つく。萼には毛が多い。
花の色	白に近い淡紫色。	淡紫色。	紅紫色。	淡紫色。	淡紫色。	花の色
複葉						複葉
	小葉は12-14枚で細い。	小葉は8-12枚。	小葉は8-16枚。形に変化が多い。	小葉は8-14枚。	小葉は5枚前後と少ない。
同定のポイント	人里の草地にごく普通。小さな白っぽい花数個が、柄の先につくのが特徴。	人里の草地にごく普通。スズメノエンドウに似るが、やや大きく、花の色ははっきりした淡紫色。花序の花数は1-3個。	人里の草地にごく普通。花に柄がなく葉えきに直接つくのが特徴。全体の大きさも、左2種より歴然と大きい。	伊吹山や北海道に帰化。カラスノエンドウに似ているが、花が淡紫色。	新潟県で最近帰化しているのが見つかった。カラスノエンドウを小型にしたような感じで、小葉の数が5枚程度と少ない。	同定のポイント
	スズメノエンドウ Vicia hirsuta	カスマグサ Vicia tetrasperma	カラスノエンドウ Vicia angustifolia	イブキノエンドウ Vicia sepium	ヒナカラスノエンドウ Vicia lathyroides

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