テッポウユリ【植物検索・撮れたてドットコム】

テッポウユリ

Lilium longiflorum
ユリ属
ENG=ユリ科 Liliaceae
APG=ユリ科 Liliaceae

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テッポウユリは,本州の人にとっては園芸品種としてなじみが深いユリだが,南西諸島では海岸の崖や草地に自生している。本州では夏の花のイメージだが,八重山諸島などでは4月から咲く。
空き地に帰化しているタカサゴユリとは葉の幅が広いので簡単に識別できる。

【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


テッポウユリ 2002年4月4日 沖縄県石垣市 alt.=14m

【漢字名】鉄砲百合
【花期】4 6月 【分布】沖縄 【草丈】足首 胸
【環境】原野・草原,岩場・礫地,海岸


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フォトエッセイ(野の花365日のテッポウユリより)
日本で園芸品種として栽培されているものも,地球上のどこかに自生地がある。改良されたものだとしても,そのルーツをたどれば必ず野生の植物に辿りつくはずである。
テッポウユリは,本州では庭に植えられる花だが,沖縄には海岸の草原や岩場に生える野生の植物である。
庭に植えられたものは,すくすく茎を伸ばしスマートだが,自生地のものはなんとも緊張感に満ちている。風が強いこと,摂取できる水分が限られていることが,同じ植物をこのようなシルエットに育てる要因だろう。
それにしても,八重山の青い海に白いテッポウユリの白はなんと映えることだろう。自生地で見る植物の美しさは,単なる色のきれいさや造形の妙を越えて,その植物がそこに生えているわけを自然が語ろうとするメッセージのようなものかもしれない。

【見わけ方】
本州の道ばたに帰化している白いユリは,タカサゴユリもしくはタカサゴユリとテッポウユリをかけあわせた園芸品種シンテッポウユリに由来するもの。テッポウユリと比べると,葉が線状に細いので識別できる。テッポウユリは,本土では栽培はされるが野生化しているものにはまずお目にかからない。

テッポウユリと同じ属の仲間(ユリ属)
タカサゴユリ
  ウバユリ
  オニユリ
  ヤマユリ
  ササユリ
  コオニユリ
  スカシユリ
  エゾスカシユリ
  クルマユリ
 
テッポウユリと同じ科の仲間(ユリ科)
ヤブカンゾウ
  ヤブラン
  ムスカリ
  ジャノヒゲ
  ツルボ
  サルトリイバラ
  ホウチャクソウ
  チゴユリ
  ショウジョウバカマ
  ノカンゾウ
  オオウバユリ
  オオバジャノヒゲ
  ヤマホトトギス
  エンレイソウ
  ネバリノギラン
  アサツキ
  ヤマラッキョウ
  ギョウジャニンニク
  シライトソウ
  カタクリ
  キバナノアマナ
  ツクシショウジョウバカマ
  エゾキスゲ
  ニッコウキスゲ
  コバギボウシ
  マイヅルソウ
  キンコウカ
  クルマバツクバネソウ
  ヒメイズイ
  オオバタケシマラン
  タケシマラン
  ヤマジノホトトギス
  タマガワホトトギス
  オオバナノエンレイソウ
  ミヤマエンレイソウ
  アマナ
  アオヤギソウ
  シュロソウ
  ヒメニラ
  オオチゴユリ
  ホソバナコバイモ
  クロユリ
  ミノコバイモ
  アワコバイモ
  コシノコバイモ
  トサコバイモ
  イワギボウシ
  ミズギボウシ
  ヤマトユキザサ
  ヒロハユキザサ
  イワショウブ
  チャボホトトギス
  ヒロハノアマナ
  ヒメエゾネギ
  イズモコバイモ
  ヒメアマナ
  ヒメショウジョウバカマ
  オゼソウ
 

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