カタクリ【植物検索・撮れたてドットコム】

カタクリ

Erythronium japonicum
カタクリ属
ENG=ユリ科 Liliaceae
APG=ユリ科 Liliaceae

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【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


カタクリ 2009年5月4日 岩手県西和賀町

【漢字名】片栗
【花期】3 5月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首 すね
【環境】山地・低山,森林・林縁


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カタクリ  2012年4月29日 北海道旭川市


カタクリ 2017年4月28日 新潟県魚沼市 芽は雪を突き破って出てくる

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フォトエッセイ(野の花365日のカタクリより)
万葉集には,大伴家持の歌に「かたかご」の名で登場するが,その一首以外,ほかに日本の古典文学にこの植物が登場するという話を聞いたことがない。
雪国,北国の植物なので,古の天上人の生活エリアには,咲いていなかったことも一因だろう。憶良の歌も,越中,すなわち富山に赴任したときのものである。
カタクリがスター扱いされ始めたのは,むしろ戦後になって高速交通網が発達した結果,遠隔地へも簡単に足を運べるような時代になってからである。むろん,都市生活者が自然に渇望し,同時に食べることに窮することがなくなった背景も大きいだろう。
もともと,東北地方などではどこにでも生えている植物だが,ブームに乗って,畑のように整備された自生地も多くなってきた。大群生も見事だが,雪国の林に点々と生えるようすが,野草としてのカタクリ本来の魅力だという気もする。

【ひとくちメモ】
かたくり粉の名は,カタクリの根茎からとったデンプンに由来するが,現在ではジャガイモから作られている。

【見わけ方】
日本には似たような植物はない。ヨーロッパにはErythoronium dens-canisがあり,日本のものにそっくりな姿をしている。一般に,園芸上で「西洋カタクリ」と呼ばれるものはこれとは別の黄花種で北米原産である。

カタクリと同じ属の仲間(カタクリ属)
掲載種はありません。
カタクリと同じ科の仲間(ユリ科)
ヤブカンゾウ
  タカサゴユリ
  ヤブラン
  ムスカリ
  ジャノヒゲ
  ツルボ
  サルトリイバラ
  ホウチャクソウ
  チゴユリ
  ショウジョウバカマ
  ノカンゾウ
  ウバユリ
  オオウバユリ
  オニユリ
  オオバジャノヒゲ
  ヤマホトトギス
  エンレイソウ
  ネバリノギラン
  アサツキ
  ヤマラッキョウ
  ギョウジャニンニク
  シライトソウ
  キバナノアマナ
  ツクシショウジョウバカマ
  エゾキスゲ
  ニッコウキスゲ
  コバギボウシ
  ヤマユリ
  ササユリ
  コオニユリ
  スカシユリ
  エゾスカシユリ
  マイヅルソウ
  キンコウカ
  クルマバツクバネソウ
  ヒメイズイ
  オオバタケシマラン
  タケシマラン
  ヤマジノホトトギス
  タマガワホトトギス
  オオバナノエンレイソウ
  ミヤマエンレイソウ
  アマナ
  アオヤギソウ
  シュロソウ
  ヒメニラ
  オオチゴユリ
  ホソバナコバイモ
  クロユリ
  ミノコバイモ
  アワコバイモ
  コシノコバイモ
  トサコバイモ
  イワギボウシ
  ミズギボウシ
  テッポウユリ
  クルマユリ
  ヤマトユキザサ
  ヒロハユキザサ
  イワショウブ
  チャボホトトギス
  ヒロハノアマナ
  ヒメエゾネギ
  イズモコバイモ
  ヒメアマナ
  ヒメショウジョウバカマ
  オゼソウ
 

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