ミヤマタネツケバナは，高山に生えるタネツケバナ属の仲間。湿り気のある礫地や沢の周辺などに生え，普通茎は立ち上がらずにコンパクトにまとまって花を咲かせている。長角果は線形で無毛，葉は羽状複葉で小葉の大きさはほぼ等しく，葉柄のつけねに付属体はない。高山帯のものは茎が伸びないので見まちがえる心配はないが，時に山地帯の沢沿いなどで立ち上がるものを見かけることがある。こうなるとタネツケバナに似てくるが，花が大きく花序がまばらで，なにより茎が無毛であることで識別できる。オオバタネツケバナも茎は無毛であるが，頂小葉が側小葉に比べて著しく大きい点がミヤマタネツケバナとちがうところ。 【カレンダー・草木暦2024】いがりまさし作品集 ミヤマタネツケバナ 1999年7月14日 長野県乗鞍岳 alt.=2744m 【漢字名】深山種漬花 【花期】6 8月 【分布】北海道・本州（東北，関東，中部） 【草丈】足首以下 すね【環境】高山・亜高山 ミヤマタネツケバナ 花正面（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 花側面（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 茎（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 長角果（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 長角果は無毛（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 下部の複葉（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 上部の葉（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 葉表（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 葉裏（岩手県稗貫郡大迫町） ミヤマタネツケバナ 山地帯の沢筋に咲いていたもの。高山帯のものと比べると直立する 2003年5月26日 岩手県稗貫郡大迫町 alt.=597m もっとくわしく⇒ 総合 拡大 詳細 比較 変異 群落 索引 検索 English Y listのミヤマタネツケバナ関連ページへ 図鑑jpのミヤマタネツケバナ関連ページへ ミヤマタネツケバナと同じ属の仲間（タネツケバナ属) タネツケバナ コンロンソウ オオバタネツケバナ ミチタネツケバナ タチタネツケバナ ジャニンジン マルバコンロンソウ ミツバコンロンソウ ヒロハコンロンソウ オオケタネツケバナ ニシノオオタネツケバナ ミズタガラシ エゾワサビ アイヌワサビ オオマルバコンロンソウ タカチホガラシ コシジタネツケバナ ハナタネツケバナ エゾノジャニンジン オクヤマガラシ ミヤマタネツケバナと同じ科の仲間（アブラナ科) セイヨウカラシナ セイヨウアブラナ ナズナ マメグンバイナズナ ハマダイコン イヌガラシ スカシタゴボウ ヤマハタザオ エゾノイワハタザオ イワハタザオ ハマハタザオ ハルザキヤマガラシ イヌナズナ ワサビ ユリワサビ オランダガラシ ハナダイコン キレハイヌガラシ シロイヌナズナ スズシロソウ ハクサンハタザオ ハタザオ ミヤマハタザオ セイヨウワサビ ヤマガラシ カラクサナズナ ホソエガラシ イブキハタザオ エゾハタザオ ウメハタザオ シコクハタザオ エゾイヌナズナ シロウマナズナ ハクセンナズナ キバナハタザオ グンバイナズナ タチスズシロソウ トモシリソウ ナンブイヌナズナ タカネグンバイ Copyright (C) 2001-2024 / MASASHI IGARI / All Rights Reserved. Last update = 17.Sep.2003 【もう一度検索】 【植物検索TOP】 【撮れたてドットコムTOP】
ミヤマタネツケバナ 1999年7月14日 長野県乗鞍岳 alt.=2744m
【漢字名】深山種漬花 【花期】6 8月 【分布】北海道・本州（東北，関東，中部） 【草丈】足首以下 すね【環境】高山・亜高山
