シデコブシ【植物検索・撮れたてドットコム】

シデコブシ

Magnolia tomentosa
モクレン属
ENG=モクレン科 Magnoliaceae
APG=モクレン科 Magnoliaceae

植物検索のトップページへ


シデコブシ 拡大画面へ


【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


シデコブシ 2011年4月2日 愛知県田原市

【漢字名】四手辛夷
【花期】3 4月 【分布】本州(中部,近畿) 【草丈】目 背丈以上
【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,湿地・池沼


シデコブシ 詳細画面へ シデコブシ 詳細画面へ
シデコブシ 花はピンク色のものもある(愛知県田原市) シデコブシ 花側面(愛知県田原市)

シデコブシ 群落画面へ

シデコブシ  2011年4月2日 愛知県田原市


もっとくわしく⇒  総合  拡大  詳細  比較  変異  群落  索引  検索  English 


Y listのシデコブシ関連ページへ

図鑑jpのシデコブシ関連ページへ

フォトエッセイ(野の花365日のシデコブシより)
東海地方の里山には,世界中でここだけにし分布しない植物がいくつか知られている。シラタマホシクサやこのシデコブシが顕著な例だろう。
花が美しいので庭木としても普及している。植栽すれば普通の庭の土でも栽培は難しくないようだが,自生地は水が沁みだしているような湿地に限られている。
湿地を好むというよりは,ほかの植物が生えにくい湿地に逃げこむようにして生えていると考えるべきかもしれない。
ほかのこの地方特有の植物の多くも,湿地に生えている。そういった湿地ができやすい地質を持つことが,この地方に特殊な植物が残ってきた大きな要因だと考えられている。

【ひとくちメモ】
東海地方の湿地は,東海丘陵要素と呼ばれる固有の植物のほか,ほかの地域では亜高山帯や北方に多い植物(ミズギク,イワショウブ,ネバリノギラン,ヤチヤナギ)や,大陸との共通種(ミコシギク)など分布上興味深い植物が多い。

【見わけ方】
シデコブシの重弁の正体は雄蕊の一部が花被片に変化したもの。萼片が変化したという説(本サイトでも当初そう書いた)は誤り。この件についてはさる専門家からご指摘をいただいた。
タムシバやコブシは花が純白のものだけだが,シデコブシは白から淡紅紫色まで変化がある。

シデコブシと同じ属の仲間(モクレン属)
ホオノキ
  コブシ
  タムシバ
 
シデコブシと同じ科の仲間(モクレン科)
掲載種はありません。

このページへのダイレクトリンク歓迎です


メールアドレスを登録すると、全機能が使えるようになり、
撮れたてドットコムからさまざまな情報を受け取れます。
【いますぐ登録】