オオバナノエンレイソウ【植物検索・撮れたてドットコム】

オオバナノエンレイソウ

Trillium kamtschaticum
エンレイソウ属
ENG=ユリ科 Liliaceae
APG=シュロソウ科 Melanthiaceae

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【カレンダー・草木暦2024】

いがりまさし作品集


オオバナノエンレイソウ 2016年5月16日 北海道帯広市

【漢字名】大花の延齢草
【花期】5 6月 【分布】北海道・本州(東北) 【草丈】すね
【環境】山地・低山,森林・林縁,原野・草原


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オオバナノエンレイソウ 花弁が3、萼片が3、おしべが6個 (北海道弟子屈町) オオバナノエンレイソウ 子房に赤褐色の部分がある(北海道弟子屈町) オオバナノエンレイソウ 葯は花糸の3倍以上と長い(北海道弟子屈町)

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オオバナノエンレイソウ  2017年5月11日 北海道幕別町


オオバナノエンレイソウ 道東には内花被片の細いものが多い 2016年5月30日 北海道弟子屈町

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フォトエッセイ(野の花365日のオオバナノエンレイソウより)
3という数字は西洋文明には特別な数字である。ご存じのとおりキリスト教の三位一体がその根拠である。
エンレイソウの仲間は,その構造が3という数字を基調にして成り立っている。葉が3枚。萼片が3枚,花弁が3枚,雌しべ3個,雄しべが6個である。日本風に言えば,「こんなありがたい花はない」のである。属名も3を意味するTrilliumとつけられている。
しかし,分布は北米や東アジアが主で,ヨーロッパにはない。特に北米には種類が多く,美しい種類がいろいろあるらしい。今年になって当サイトにオンタリオ州在住のTさんが,掲示板にときどき野草の写真を貼ってくださるが,今春も美しいTrilliumをいくつか見せてもらった。
オンタリオ州の州の花はTrilliumで,州のマークにもなっている。
日本の種は地味なものが多いが,このオオバナノエンレイソウはもっとも花弁が大きく北米の種と肩を並べるだけの華やかさがある。北海道では林の下に一面に群生していることもめずらしくない。

【見わけ方】
シロバナエンレイソウは,花弁が小さく先端がとがる。しかし,オオバナノエンレイソウでもやせた個体はそっくりになることもある。確実な識別法は,雄しべの葯の長さ。オオバナノエンレイソウは葯が花糸よりはるかに長い。シロバナノエンレイソウは葯と花糸の長さがほぼ同じぐらい。

オオバナノエンレイソウと同じ属の仲間(エンレイソウ属)
エンレイソウ
  ミヤマエンレイソウ
 
オオバナノエンレイソウと同じ科の仲間(ユリ科)
ヤブカンゾウ
  タカサゴユリ
  ヤブラン
  ムスカリ
  ジャノヒゲ
  ツルボ
  サルトリイバラ
  ホウチャクソウ
  チゴユリ
  ショウジョウバカマ
  ノカンゾウ
  ウバユリ
  オオウバユリ
  オニユリ
  オオバジャノヒゲ
  ヤマホトトギス
  ネバリノギラン
  アサツキ
  ヤマラッキョウ
  ギョウジャニンニク
  シライトソウ
  カタクリ
  キバナノアマナ
  ツクシショウジョウバカマ
  エゾキスゲ
  ニッコウキスゲ
  コバギボウシ
  ヤマユリ
  ササユリ
  コオニユリ
  スカシユリ
  エゾスカシユリ
  マイヅルソウ
  キンコウカ
  クルマバツクバネソウ
  ヒメイズイ
  オオバタケシマラン
  タケシマラン
  ヤマジノホトトギス
  タマガワホトトギス
  アマナ
  アオヤギソウ
  シュロソウ
  ヒメニラ
  オオチゴユリ
  ホソバナコバイモ
  クロユリ
  ミノコバイモ
  アワコバイモ
  コシノコバイモ
  トサコバイモ
  イワギボウシ
  ミズギボウシ
  テッポウユリ
  クルマユリ
  ヤマトユキザサ
  ヒロハユキザサ
  イワショウブ
  チャボホトトギス
  ヒロハノアマナ
  ヒメエゾネギ
  イズモコバイモ
  ヒメアマナ
  ヒメショウジョウバカマ
  オゼソウ
 

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