イワネコノメソウは,関東地方以西の主に太平洋側の落葉樹林帯に生えるネコノメソウ属の多年草。 際立った特徴は裂開直前の葯がオレンジ色をしていること。ほかに,同じような色の葯を持つものにはミチノクネコノメソウがあるが,近畿地方以北の主に日本海側に生える。花期に根生葉がないのもイワネコノメソウの特徴で,ミチノクネコノメソウには根生葉が残っている。葉切れこみもイワネコノメソウの方が深い。
イワネコノメソウを撮る
【風の花II 旅に咲く青いケシ 山下順子著】 いがりまさしプロデュース
イワネコノメソウ 2003年5月13日 静岡県富士山 alt.=1250m
|
【漢字名】岩猫の目草
【花期】3 5月 【分布】本州(関東,中部)・四国・九州 【草丈】足首以下 足首 【環境】山地・低山,森林・林縁
|
イワネコノメソウ 花序。苞は扇形。苞は緑色で目立つ色になることはない(静岡県富士山) |
イワネコノメソウ 花。萼裂片は平開し裂開直前の葯はオレンジ色(大分県玖珠郡九重町) |
イワネコノメソウ さく果(大分県玖珠郡九重町) |
イワネコノメソウ 茎葉(大分県玖珠郡九重町) |
イワネコノメソウ 葉表(大分県玖珠郡九重町) |
イワネコノメソウ 葉裏(大分県玖珠郡九重町) |
イワネコノメソウ 茎。茎葉は対生(大分県玖珠郡九重町) |
イワネコノメソウ ストロン(静岡県富士山) |
イワネコノメソウ 花時に根生葉はない(大分県玖珠郡九重町) |
|
|
|
|
|
|