センニンソウは,夏休みが終わる頃、やぶにからまった白い花がを咲かせる多年草。よく似たものにボタンヅルがあり,咲く場所も姿もそっくりだが、よくよく近づいて見てみると、葉の形がちがうことがわかる。ボタンヅルには葉に切れ込みが入るが、センニンソウは全縁といって、縁に鋸歯がない。また,花の色はボタンヅルは黄色っぽいがセンニンソウは純白なので,その点に気をつけていれば遠くからでもおおよその識別が可能だ。 【いがりまさしミニ写真集・遥かなる白馬】好評発売中 センニンソウ 2002年9月3日 兵庫県一宮町 alt.=583m 【漢字名】仙人草 【花期】8〜9月 【分布】日本全土 【草丈】ひざ〜背丈以上(つる草)【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,原野・草原 センニンソウ 萼片は普通4枚(兵庫県一宮町) センニンソウ 萼片が6枚の花もある(兵庫県一宮町) センニンソウ 花中心部。花糸は萼片より(兵庫県一宮町)はるかに短い センニンソウ 葉は1回3出複葉か羽状複葉になり、小葉は普通全縁。(愛知県豊橋市) センニンソウ 小葉。深く切れ込むことはあるが、ボタンヅルのような鋸歯縁にはならない(兵庫県一宮町) センニンソウ 茎(兵庫県一宮町) センニンソウ 葉表(兵庫県一宮町) センニンソウ 葉裏(兵庫県一宮町) センニンソウ そう果は柱頭が伸びて羽毛状のになる(愛知県豊橋市) センニンソウ そう果(島根県西郷町) センニンソウ 長い茎でやぶを覆いつくす 2002年9月3日 兵庫県一宮町 alt.=583m
センニンソウ 2002年9月3日 兵庫県一宮町 alt.=583m
【漢字名】仙人草 【花期】8〜9月 【分布】日本全土 【草丈】ひざ〜背丈以上(つる草)【環境】人里・田畑,山地・低山,森林・林縁,河原・渓流,原野・草原
センニンソウ 長い茎でやぶを覆いつくす 2002年9月3日 兵庫県一宮町 alt.=583m