シロツメクサとウマゴヤシの仲間

Group Trifolium & Medicago

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シロツメクサの仲間(シャジクソウ属)とウマゴヤシの仲間。問題になるのは、黄色の花の5種。まずは、豆果が花後も茶色い花弁に覆われているシャジクソウ属と、豆果が露出し、クルッと巻くウマゴヤシ属に分けられる。その上で、花序の花数、豆果の刺の有無、托葉の切れこみなどがポイントになる。ここにあげたものはすべて帰化種で、在来種は高原地帯の草地に生えるシャジクソウ1種。


シロツメクサ
Trifolium repens

ムラサキツメクサ
Trifolium pratense

シャグマハギ
Trifolium arvense

コメツブツメクサ
Trifolium dubium

クスダマツメクサ
Trifolium campestre

ウマゴヤシ
Medicago polymorpha

コウマゴヤシ
Medicago minima

コメツブウマゴヤシ
Medicago lupulina

ムラサキウマゴヤシ
Medicago sativa


花序

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コメツブツメクサ詳細画面へ

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花序

白色。わずかに赤みを帯びることもある。
紅紫色。稀に白花もある。
淡紅色。萼が目立つ。
黄色。花は5-20個。
黄色。花は20-30個。コメツブツメクサより花序は大きい。
黄色。花は3-8個とまばら。
黄色。花は2-8個とまばら。
黄色。花は20-30個。
青紫色。

豆果



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コメツブウマゴヤシ詳細画面へ

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豆果




茶色くなった花弁につつまれている。花後の大きさはあまりかわらない。
茶色くなった花弁につつまれて、花後大きくなる。
豆果が露出し、クルッと巻く。刺がある。
豆果が露出し、クルッと巻く。刺がある。
豆果が露出し、クルッと巻く。刺はない。
豆果が露出し、クルッと巻く。刺はないが、萼裂片が鋭い。

同定ポイント
いわゆるクローバー、白い花は見まちがえることはない。
紅紫色の花はほかにシャジクソウがあるが、高原地帯に生える在来種。花序がまばらなので本種と識別できる。
比較的稀な帰化種だが、生えているところでは個体数が多い。萼が目立ち花序全体が淡紅色に見えるものは、ほかにない。
黄色の花序をもつものでは、最も普通に見られる。豆果は茶色くなった花弁に覆われたまま熟すという点は、クスダマツメクサと同じだが、花後の豆果は大きくなることはない。
コメツブツメクサに似ているが、花序の花数が多く、豆果は花後大きくなる。花序は、コメツブツメクサより、ひとまわり大きく華やかな感じがする。
黄色の花序をもつもののうち、「ウマゴヤシ」とつくものは、ウマゴヤシ属で、豆果が露出し、クルッと巻く点で識別できる。そのなかで、本種は、托葉が櫛の歯状になるのが特徴。豆果に刺があるのは、コウマゴヤシと共通の特徴。
黄色の花序をもつもののうち、「ウマゴヤシ」とつくものは、ウマゴヤシ属で、豆果が露出し、クルッと巻く点で識別できる。そのなかで、本種は、豆果に刺があり、托葉がほとんど切れ込まない。
黄色の花序をもつもののうち、「ウマゴヤシ」とつくものは、ウマゴヤシ属で、豆果が露出し、クルッと巻く点で識別できる。そのなかで、本種は、豆果に刺がない点が特徴。
この仲間にはほかに青紫色の花をつけるものはない。他の属には同じような色のものがあるが、豆果がクルッと巻く点に着目すれば、見誤ることはない。
同定ポイント

シロツメクサ
Trifolium repens

ムラサキツメクサ
Trifolium pratense

シャグマハギ
Trifolium arvense

コメツブツメクサ
Trifolium dubium

クスダマツメクサ
Trifolium campestre

ウマゴヤシ
Medicago polymorpha

コウマゴヤシ
Medicago minima

コメツブウマゴヤシ
Medicago lupulina

ムラサキウマゴヤシ
Medicago sativa


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